プラモデル「フレームアームズ・ガール マテリア Normal Ver.」

  • 2017.06.20 Tuesday
  • 00:39

JUGEMテーマ:プラモデル

 

「フレームアームズ・ガール マテリア Normal Ver.」(KOTOBIKIYA)

 

また傑作キットを凡作に仕上げてしまった。

 

「お○ぎです」

「ピ○こです」

「あなた、約束って守るべきだと思う?」

「当たり前じゃない。人間として約束を守れなかったら信用されないのよ」

「じゃぁ、毎年毎年約束約束って言って破りまくる男って、どう?」

「最低ね。男だからとかじゃなくて、人間としてどうかって思うわよね」

 

……… オチは ……… 無い ……

 

今年は、目標数を落として8つは作りたいと、えぇ書きました。

今は、6月19日。すでに半年を過ぎております。

 

途中、イベントなどをブログアップして、水増しなどもしておりましたが、

結局のところ、本エントリーが今年ふたつ目の完成ブログとなります。

 

このペースで年8つは到底無理でしょう。

そうです無理なものを無理にやることは無理なのです!

ここは下方修正を英断します!年5個完成!以上!

 

ということで、いつものように気を取り直して本日のプラモはこちら!

 

フレームアーム・ガールズ マテリア Normal Ver.

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うん、かわいいね。

 

いつもお世話になっている赤羽模型玩具店のマスターと「美少女プラモ。最近、気になるんですよ〜」と話していると、「こんなのあるんですよ」と出していただいて即決。ストック溜まって当分新しいプラモ買えないなぁなんて話していたすぐ後に即決。当然でしょ。こんなの見せられちゃ。

 

その後は、家で眠っていたのですが、みなさんご存知の通り(?)2017年4月のテレビアニメ化を祝して、この度作成することに相成りました。

2017年6月20日現在、TOKYO MX、BS11等で絶賛放映中! 絶・賛・放・映・中!! 書いてみたかった絶賛放映中!!!

間に合ったですよはじめてですよ絶賛放映中!!!! 今まで完成が放映シーズン終了に間に合わないことばかりでしたが、今でも絶賛放映中です!!!!

 

追:と、書いてエントリーしましたが、なんとこのブログの投稿日が最終回でした。ウソでは無いですよね。ウソでは。この時点では絶賛放映中…

 

ということで、箱を開けてみまする。

 

インストは当然、分かりやすく簡潔。キャラクターが説明してくれるようなサービスは特になし。

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完成写真とバリエーションの説明付き。他とパーツ共有が出来て色々とブンドドできるらしい。

追加パーツでM.S.Gシリーズつうのが使えるらしいのだけどなんだか分からず、赤羽マスターに聞いたならば、寿屋の「モデリングサポートグッズ(M.S.G)」とのこと。年寄り的には「モデサポG」とかにしてくれると分かりやすくて良いのになぁ。

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で、キット構成。まずはABCパーツ。さすがに肌色成分多め。期待しちゃうだろ、諸兄。

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FDパーツ。主にボディスーツ部品。その手の方にはたまらない光景かと。

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胴体のEパーツは、一体成型で一発抜き(そりゃそうだ)。腰部の可動域なので丈夫さ確保。人間、腰が大事だね。

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このプラモ、彩色パーツがついてます。パチ組で遊んでもらおうという心意気が憎いねミ○ビシ。

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手のパーツ。5種類十個のパーツで組み合わせは無限大!!(突っ込みは無しの方向で) 柔らか素材で出来ている。

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最後はジョイント部のポリキャップと何故か顔デカール。顔デカールは何に使うものなのだろうか。顔を塗装する人ようかしら。

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今回、多分初めてのABS樹脂モデルではないかと思われます。多分ね多分。この素材の理解が不十分で苦労したりしなかったりどっちか自分でもわからない展開に。それは後のお話で。早速、

 

完成です。

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いや。ものの30分で形になるとは、さすが日本のプラモデル。勘合ピッタリです。

ようやく、今年2作目を作ることが出来ました。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って、書きたかったけど。なんか…違う。

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なんか違うんだよ…

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………可愛く感じない……(※あくまで個人の感想です)

 

この娘が…

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こう?なの?…

ヘルメットみたいに見えてくるんだけれども(※あくまで個人の感想です)

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女性らしい曲線が…

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こんな無機質な感じで満足出来るの…俺…(※しつこいようですが、あくまで個人の感想です)

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いや、まじめな話、ディスるつもりはないです(ここまで書いといてなんなんですが、あくまで個人の感想なんです本当です)。

ただ、自分の中のギャップが見れば見るほど大きくなってしまい…

 

さらには、イラストとはまた違う感じに作りたくなりーの。

本当はこのプラモは次に控える作成予定のための習作と思っていたのに、ここから実に3か月(といっても週末の限られた時間だけだけど)をかけた、壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされたのであった…

 

まずは、分解。ここで一つ目の反省。日本のプラモだからといって気を許さず、よく洗いましょう。ここで手を抜いたことが、後々面倒な事に。

関係無いけど、写真が残酷。

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作り直しの為、彩色パーツをシンナー風呂にポッチャンして色を落としたわけだけど、ここで大きな危機が…

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みなさんも気をつけなはれや!このパーツ割れまっせ。ABS樹脂を理解していなかった!と当初思ったけれど、必ずしもそうではなく、パーツの組成時の成分の問題らしい。そして、このことは更なる悲劇を後ほど…

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深く考えず、腰部組みっぱなしでフフフ〜ンなんて鼻歌歌ってお風呂入れてたら、腰の関節ユニットがボロボロに。

さすがに青ざめるも、どうにか遠州屋の「プラリペア」で修正。

これすごいね。修正後の強度が圧倒的。これも相談した時の赤羽マスターの助言のおかげ。サンクス!赤羽マスター!!

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で、パーツ割れにひと段落ついたところで、ようやく工作開始。

まずは、ヘルメット風(※もう本当に個人の感想なんです)頭から

大体のイメージを書きこんで

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ポリパテで裏打ちしといて

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タミヤの曲線用マスキングテープをガイドに筋彫り

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その後、今度は筋彫りをガイドに彫刻刀で彫る。シモムラアレックの超極細三角刀が、すごい良い仕事してる

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もみあげが構造上半分になっているので、プラ棒とシアノンをくっつけて

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その後にデザインナイフなどで形を整え

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頭完成。ここまでにすごい時間がかかってるのだ。

作成終盤の塗装中に子どもたちから「今日は頭じゃないんだ」と言われるくらい。家族はずっと頭いじり続けると思ってたらしい。

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で、次は下腹部と臀部ハート

まずは、お尻を大きくするためとモモ(大腿部ね)を横に張り出すためにパテ盛り盛り。

特にここを太くしたい!というのが今回のポイントのひとつ

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こんな感じ。おしりのホッペの下にちょっとミゾ彫ったのでやわらかそうでしょ?ハート

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今度は下腹部。太めにしたモモを収納するとともに、曲線も強調したい。

まずは、モモ収納スペース確保のため裏側を薄くして、パンティラインも削っとく

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ついでにパンティラインのモールドも削り落す。

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そして、曲線を意識して全体を削り盛りして、下腹部の完成〜ハート

いや〜しゅうちゅうしてさぎょうしちゃったなぁ〜ぼく〜

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今度は、お顔なのだけれど、イラストに近づけるのではなく、コンセプトは、サイボーグ化された少女。

アニメとは違う設定なのだけれど、出来る限り生身っぽい表現と人工物ッぽい表現を入れ込んでみようかと。

そんなこと考える技術的裏打ちは何処にも無いのだが考えるのは自由だし実行するのも自由要は結果が付いてこないだけではないか!違うか!違うかぁ!!

 

ということで、まずはお目目作り。

精神的ブラクラ扱いになりませんように。気持ちの弱い方は飛ばして下さい(どうやって?)

作業してても、ちょっと抵抗ありましたがなマジで

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今回、試したのは月刊モデルグラフィックス4月号で紹介された灰色猫氏のドールアイ風加工。

レビューではアニメ目のドールアイ化だったのだけど、さっきも書いたとおり出来るだけ生身っぽくしたいので、生っぽい眼球を作ってみることに。

モデルは自分の眼球。

中年男の眼球をモデルとして美少女の眼球を作るわけだが、構造上の違いは何も無い! はずだ…

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予備も含めて複数の眼球作成。

ブレードランナー思い出す。

虹彩などは油彩で着色。

詳しい作り方は、月刊モデルグラフィック4月号をご覧ください(出版関係者では無いから営業ちゃうよ)

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次に、口作り。まずはプラ板を加工して歯を生やかす

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そして、口を半開きに。

出来る限り表情が出ないように。目指すは能面。

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タミヤエナメルとタミヤウェザリングマスターのHとGを使ってお化粧で完成。

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目はひっつきむしで固定。もじどおり、あっちゃこっちゃひっつくので扱いが結構めんどい

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正面からはこんな感じ。このドールアイの特徴は追視効果といって、見る角度を変えてもこっちを見ているように見える

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ほら

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ね。

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その他、基本の工作として胸のふくらみと谷間を作る。まぁあくまで基本の基本の工作ですね

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合わせ目消しはシアノン充填。

これで工作は終了。トラブルも含め結構長かった〜(半分以上は頭に費やした)

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次に塗装なのだけれど、もうお腹いっぱいなので要点だけあっさりと

腰部は、肌感を塗装した上からホロとパール、クリアを重ねて透明のボディスーツ感を出してみた。

イラストは生肌っぽいのだけれど、パンティラインがどうしても不自然になってしまうので、あえてここはスーツ着用という設定

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ところどころにあるブルーのモールドは蛍光ブルー。マスキングが異様にめんどいけど人工物感を出すには仕方なし

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逆に生肌が出ているところは、ファレホの筆塗りを薄く重ねて生感を。

なんだけど、ここで今後のみなさまにお気をつけポイントです!

先ほど書いた、未洗浄ならびにABS樹脂の精製構成によるもの思うんだけれど、乾燥後塗装面がポロポロと剥がれた悲しい悲しい

仕方ないので、一旦塗装を落として、足付けして再塗装。しかし、それでも剥がれるところは剥がれる。

サフしたくないパーツもあるので、出来る限り足付けで対応したけれど、これから作るそこのキミ!

出来れば、すごい洗浄+しっかり足付け+サフをした方がいいぞ!

あと、寝る前に歯を磨けよ!!

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ボディスーツは、タミヤアクリルのシーグレーで塗装後、クレオスのウェザリングカラー フィルタリングリキッドバイオレットでフィルタリングと影入れ。ウェザリングカラーのビビッドなフィルタリングは表情が面白く出るので、ここのところお気に入り。

最後に、タミヤエナメルブラックでスミ入れして、最後に全体のツヤの調整。

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で、ようやっと完成。実に長かった。今までで最長と思える長さだった。

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手を入れる前と並べてみると、当然だけれど印象がまるで違う。

ここでハタと、原作の方に対して申し訳なかったのではないかという思いがヒシヒシと高まるかと思いませんかみなさん(責任転嫁)

あやまっちゃお ごめんなさい

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追視効果が結構すごくて、正面から見るとこんな感じ

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流し眼

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上目づかい。

これ、一切眼球パーツ動かしてません。角度変えるだけで本当に視線が付いてくる。

実際にこの効果を目にすると、ドキドキしますぜ。

マイミクさんから以前「人形は沼だ!」と名言をいただきましたが、その気持ち、今なら受け止められます!!

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眼球はこんな感じ。当たり前だけどクリア刺さなくてもキラキラお目目。

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足の生肌感はいかがでしょうか?と、この写真で塗料の剥がれがあるね。後で修復しないと…はぁ(この繰り返し)

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ムラサキがかったグレーのボディスーツが何処となく人工的な拘束を感じさせるような胸元にしたのだけれど、おわかりだろうかそれとも技術の未熟を露呈したであろうか

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おしり。透明スーツと生足。

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先ほどからあまりポーズが変わらないのは、塗装剥げが怖いからである

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勇気を持って、立ってみた すごいことに自立する

クララネタは使わないよ!←(結局、使った)

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えへへ

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最初は習作のつもりで造り始めたのが、本当に練習の固まりみたいな作成となった。

途中、何度も放り投げようと思ったが、出来上がってみると……

えぇ〜っと 言っちゃうよ

かわいいハート

それもこれもキットの造型が計算されつくしているからだと思われます!(最後に大絶賛フォロー)

 

これから、沼にハマりたい方。オススメです。

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実は、白い娘もいるのだが…

「あなたを作る気力は、もう無いって。 だから、あなた……お蔵入りよ」

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6月24日 追記

本日より、藤沢の赤羽模型玩具店さまに置いていただけることとなりました。

お近くにお寄りの際は、ぜひ見てやって下さい。

 

 

 

 

 

 

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