プラモデル「メカトロウィーゴ」(筆塗り)

  • 2015.07.26 Sunday
  • 11:55
JUGEMテーマ:プラモデル
また傑作キットを凡作に仕上げてしまった。


1/35「メカトロウィーゴ」(ハセガワ)

自分がプラモデルを始めたのは、貧乏のこせがれでも買える程度の数少ないおもちゃだったからだと思うんだけど、今の子供たちにとっては気軽に手を出せるプラモって無いような気がしてる。駄菓子屋で50円(毒ガスロボとか)とか80円(スティングレーのミニプラモとか)の駄プラモかってボンドでベトベトにして造って壊したけど、それが今の自分に繋がっているところは多分にあるなぁ。
今回のキットは、値段はともかく、子どもが既存のイメージにとらわれず、造って遊べるものとして選んだ、こちら
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いかにも楽しそうなボックス。こういうオリジナルのプラモって大切だと思うんだよね。昔はロボダッチとかが支えてくれてたわけだけど。

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基本スナップキット(同梱の少年少女だけは接着剤が必要)。部品数は多いけど、基本はシンプル。今回、中一、小3の息子と一緒に作成したけど、二人とも問題無く組み上げた。

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一つのボックスで整形色のバリエーションで2体入り。全部で3種発売なので、整形色を生かせば全部で6種類のウィーゴを造れる。このキットは赤とオレンジの整形色を基調としたキット。左下に男の子のキット付き。

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このキットの場合は、オレンジが外装でフレームが赤になっている。同梱の別キットは赤が外装でオレンジがフレームになるわけ。

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一部はグレー。基本3色で構成。女の子のキットはこちらに。

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最後にポリキャップとクリアパーツ。クリアパーツの目のレンズ部品はすごく小さくて、このキットの最難関。なので予備もついてる新設設計。実際、子どもも自分も一つ無くした。

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今回は整形色を生かして、赤部分をMr.メタリックカラーGXメタルレッド、オレンジをキャラクターイエローで塗装。もちろん筆塗り。メタルレッドは塗り重ねの最後の方で同じ方向に筆を運ぶと金属っぽい雰囲気になる。

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一部は、タミヤアクリルのフラットアルミ。これも何度か塗り重ねると銀の粒子がいい感じに。

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で、あっという間に完成。あまり色々細かい事を考えずに、ザクッと造ってみた。とにかくかわいい。

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ボディには子どものキットを収納可能ながら、今回は割愛。口を開けた時、子どもの顔が見えるというのも、良いような、怖いような。

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ポッテリお腹。独特のデザインで、愛着が湧くね。いい感じ。

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長男のウィーゴと一緒にお座り。長男のウィーゴの中には少年が…、やっぱりホラーぽい感じじゃね。次男のウィーゴは、色を塗るため組んだ後再度解体中。

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「見てみて、UFO飛んでる」「わぁ本当だ」みたいな。
とにかく、造るのも楽しく、触っても見てても楽しい良いキット。
初めて親子でプラモ造ろうと言う方にも、おすすめですよ。
 

 

 

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プラモデル「チャーチルMk.III 1942年 ディエップ」(筆塗り)

  • 2015.07.26 Sunday
  • 10:57
JUGEMテーマ:プラモデル
また傑作キットを凡作に仕上げてしまった。

1/72 「WW.II イギリス陸軍 チャーチルMk.III 1942年 ディエップ」(DRAGON)

ビールしこたま飲みながら盆踊りを踊りまくって、ご先祖様への感謝をお伝えした後に、この記事を書いています。相当の高揚感を抱えながらお伝えする今回のプラモはこちら

1/72 チャーチルMk.III 1942年 ディエップ
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ミニスケで英国戦車を造りたいなぁというのが動機なわけですが、よく考えたら以前造った「グラント」って英国仕様じゃん…。
そういった突っ込みは無しの方向で。

チャーチルには堅牢無比のイメージがあるけど、このキットはドイツ軍に大敗したフランスへの上陸で捨て駒のように使われた奇襲作戦用の仕様。上陸前からドイツ軍に作戦がダダ漏れで、待ち伏せにあったチャーチルは、ボコボコにされたそうです。

そんな悲劇的な歴史を持つ戦車を、断然に手が遅い自分がウィークエンドモデラーを名乗りたい一心で、金曜の夜から作成を開始して、日曜日までに完成させる「週末だけでプラモ造れるもん!」という個人的な痛いイベントで作成した次第。
今となっては、ウィークエンドモデルに、なぜタミヤとかタミヤとかタミヤとかを選らばなかったのかが、最大の謎となっている。→答え。タミヤにミニスケが無いから。

ではでは、まずは通例のインストから
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大変見やすく、グローバリズムに富んだインストです。
とおもたのは最初だけ、後いろいろと…

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キットも精密感あふれる素晴らしい出来栄え。ボディはバスタブなのねぇ~などと思っていると、実は後で落とし穴が。
とにかく表現力はミニスケとしては素晴らしい。

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足周り。ここで驚くのが、チャーチルの特徴である、ムカデの足のような転輪がほぼ2パーツで組めてしまう事。これはイイネ!と、この時はのんきに思ってました…

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履帯とデカール。履帯は黄土色で軟性が高い感じ。

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作成開始すると、いきなり砲身パーツに難が。最初から開口してあるのは素晴らしいけど、砲身の横にいらぬ穴が!これをマズルブレーキと言い張る事を女王陛下がお認めになるわけもなく…。これが海外キットの所以か……。ならば、立ち向かって行こうぞ!

などと、思ってましたが、その後全てにおいて同様の状況が存在するため、明らかにウィークエンドモデルとしては不適切であったことに気づいていくわけですな(←他人事のような)。

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例えば、同軸機関銃。キットのはめ込み口の整形がきっちり合わず、ずいぶんと銃身短同軸機関銃となるのよ。

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結局、微細なキット合わせを行って、それなりの状況まで持って行った。こうした細工はきちんとやった方がいいキット。わずか、0.数ミリのことだけど。ちょっとした気持ちのすれ違いが、その後二人にとって大きな問題に発展し取り返せなくなることってあるじゃん?

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紆余曲折を経て砲塔完成。ほぼすべての部品にパーツ合わせ(具体的には、削ったり、パーツの形を変えたりする作業)が必須で、この時点でウィークエンドモデラーを名乗る事は難しいと思い始める。

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次に足周り。細かいところにも気配りのアンダーゲート。脳裏に浮かぶ1/35の金型データなんだろうなぁなどという直感を振り払いつつ。

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いきなり車軸径の調整が必要。仮組→合わない→調整→仮組→…の無限ループかと思いますぜ。右が調整前、左が調整後。径の調整って結構面倒くさいのね。スカスカよりはいいのかな。

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そして先ほど称賛したばかりの転輪部。ここまでアンダーゲートの必要ある??っていうか、処理が細かすぎるやろ。

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ここら辺は「週末だけでプラモ造れるもん!」から「一週間でプラモ造れるもん!」に変更しようかと思い始めたころ。車体はバスタブなのに、正面装甲はなぜか半箱組み。おいおいどうやって組むのこれ?

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ここまでくると履帯の短さに驚く事も無いですわ。軟質素材なので短い時は伸ばしてねってインストにあるけど、そんなレベルじゃない。まぁチャーチルは履帯が隠れるからそこで処理すればいいか、だけど。

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上面装甲も見事はばが合わず。影響が大きいところだけ取り上げてるけれど、全てにおいてこんな感じなんだからネ!

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好きで擦り合わせしてるんじゃないんだからネ!しょうがなくやってあげてんだから…

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もう、あっちこっちが段差や隙間だらけじゃない。なんで私が修正してやらなきゃいけないの?!もう、今回だけはしてあげるから感謝しなさいよ!

やだ…べ、別に思ってたよりかっこいいなんて思ってないから……ちょっと、いいかなぁって思っただけだから…
…すいません。いい加減にします。
しかし、組みあがるとプロポーションのよさに惚れ惚れ。いままでの細工がすべて良き思い出に脳内変換する瞬間でした。

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基本的にタミヤアクリルのレッドブラウンで基本塗り。

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履帯は、いつものガイアさんを下地にタミヤアクリルのダークアイアン。
この間、藤沢の赤羽模型で物色中に、他のお客さんがガイアのブライマーっていいですか?って相談してたので、横から「これはいいものですよ!」と力説しときました。いや、ホントにいいものですから。


で、これが「週末だけでプラモ造れるもん」の完成。SNSでアップしたもの。デカールなどはまだだけど、俺だってここまで出来るんだぜ!みたいなドヤ顔で。

ところが…
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この吸排気管が、ポキポキ折れる。というのもですね。
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こうで、
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こう。管イモ付け。すごくない。ちょっと触れるとポキッと。

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あと、インストではいつの間にかくっついている部品とかが。例えば後方牽引U字フック。こういうのを見落としていたのだ。心急ぐと大事なものでも見落とすもので。

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特に吸排気管はあまりに何度も折れたので、ボロボロに。ここは修正せねば。ここからは「週末だけでプラモ造れるもん」以降の作業となります。

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WAVEの真ちゅう線「Cライン 0.8ミリ」を使用して、形を造るんだけど角度調整に手間取るので線が痛まないようマスキングテープで養生。

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こんな感じで部品完成。

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で、既存のパーツを一部使用して終了。この細工は最初からしといた方が本来はいいと思われますです。

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ということで、本当の完成(って意味が不明)。履帯は隠れたところで繋げていないので弛みの表現が可能に。

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チャーチルは側面からが一番映えると思う。このキットはスタイルがかっちょええ。

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ついでに逆サイド。デカールはキットに合わせて割って貼らないとならないので、面倒は面倒。

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車載道具はご多分にもれずモールド。彫がしっかりしているので、実に立体的。

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色々あった砲身も、そもそもキットの形が良いので見栄えがする。ミニスケでもこの迫力。

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モールドも含め、彫刻が丁寧なので組みあがりが綺麗。細かいところまで行きとどいてる感ありますなぁ。

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通常、汚し塗装をいれるんだけど、この戦車は上陸作戦用で海から上がって来るので、フィルタリングとかるいウェザリングだけ。

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ということで完成でございます。部品の調整には明け暮れるけど、その苦労を超える完成度となるので、これはこれで楽しめるキットだと思いました。うむ、満足じゃ。

 

 

 

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