プラモデル「ガールズ&パンツァー 八九式中戦車甲型」

  • 2015.06.07 Sunday
  • 01:31
JUGEMテーマ:プラモデル

1/35 「ガールズ&パンツァー 八九式中戦車甲型」(ファインモールド)
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いつの間にか、初夏を迎え、生シラスが上がる時期になり、ついでに今日は餃子の王将の生餃子が格安で、ということは今夜のつまみは生シラス&焼き餃子ということで、ビール無しに食べられないわけでして、結局しこたまビール飲んでこのブログ書いています。内容ダラダラを覚悟でよろしくお願いします。
と、いうことで!(何が?)未だにブームさめやらないガールズ&パンツァーの恩恵こうむり、八九式が手軽に買えるなんてすごい時代ですな。手にとってカウンターに持って行くには、勇気を要するパッケージですが。
で、途中で島風の海情景手がけていたとはいえ、前作から実に2ヶ月。手軽にサクッと造れるように、いつなれるんだろう。

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さすがに、一斉を風靡したガルパン。インストにマンガが付され、否応も無く気持ちが盛り上がります。かつては、アオシマのお家芸(その他、ザ・アニメージ)であった、マンガ封入です。好きな人にはたまらないこのサービス精神!すばらしい。
アニメでは、印象がちょっと薄い(失礼な!)大洗学園バレー部が、ここでは貴重な制服姿披露!(そこ?)

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インストもわかりやすい構成。まぁ、この時点で箱組み確定ですな。

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キットのランナー構成は、「アーマーモデリング」誌のマガジンキットが出自とのことなので、分割の仕方に特徴が。

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デカールとエッチングパーツが同梱。当たり前ですが、デカールはガルパン仕様。しかし、今回はガルパン仕様にしませんので使いません。今後、各メーカーからガルパンタイアップ製品を多く出る予定だけど、ひとつお願い。出来ればデカールはガルパン仕様と一緒に実車仕様を同梱して欲しい。いや、贅沢はいいますまい。別売りでも結構。キットはあるのに、バリエーションがガルパンだけというのは…。いや、もちろんガルパン、リスペクトしまくりですよ。秋山さん、かわいいし。
それはともかく、別売りの削り出し砲身を購入しました。砲身は重要ですよ。気持ちの問題中心で。
ところで、キャラクターのデカールって何に使うために入ってるんだろう?冷蔵庫にでも貼ってみる?

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履帯は一体式の軟質素材。モールドがしっかりしています。別売りの連結履帯もありますが、このまま使用。

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まずは、キットを洗浄。といっても、ファインモールドは油っぽさが最初から無いので、本来いきなり組んでも大丈夫だとは思う(多分)。
普段は台所用洗剤使用だが、洗い流すときに細かいパーツの破損が気になりがち。なので今回は重曹の水溶液を霧吹きで吹きかけ、少し待ってから水洗いを試してみます。
洗剤より不安が少ないので、今度は脂っぽいキットでやってみようかなと。

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さて、手がけたい車体のため対空用の九一式軽機を複製してみたけど、今ひとつ。以前、三年式重機はなんちゃってスクラッチビルドしたことあるけど、シルエットが繊細なのと、他のパーツのモールドの造りに追いつかないので、泣く泣く断念。

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ちなみに複製はいつものおゆまる君使用。ここまで繊細なパーツでなければ、結構いけるんだけどなぁ。

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で、方向を転換し、今回は海軍陸戦隊使用にすることに。このキット自体はアニメの設定に基づき、第五大隊第二中隊の軍神西住中尉使用の車体が組みあがるようになっているけど、おまけパーツが結構入っていて、多少のバージョン違いを作れるようになってる。そのおまけパーツの中で、最も異色なのが海軍章。せっかく入れてくれたんだから、使ってみたいなと。
参考資料は伊太利堂の「写真集 八九式中戦車」にお世話になりました。
で、まずは車体。ばっちし箱組み。

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九〇式戦車砲には装填部や薬きょう受けまでパーツ化。しかし、面倒くさいので見えなくなるので中は造らない方向で。今後、あまったパーツは、なんかの役に立つだろうし。

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砲塔リングは削って薄くしとく。これをやっとかないと塗装後に車体にはまんなかったり、塗装がはげたりするので。見逃しがちだけどマストの工作。

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前に勘違いして、ソ連戦車の燃料タンクの合わせ目消しをパーツ構成で無くして欲しいって書いたことある。その後、本当の燃料タンクには合わせ目があると知って驚いた(けど反省はしていない)けど、さすがにキューポラには合わせ目無いと思うんだよね。こんなのパーツ分割で… もしか、実車に合わせ目あるの?

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んなこんなで、車体完成。箱組だけど、さすがファインモールド!ばっちり。

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前輪の内部構造もなんとなく表現してる(完全に見えなくなるのに)。八九は前輪で履帯のテンションを調正してたんだね。勉強なるなぁ。

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足周りは、結構面倒くさいですぜ。とにかくちっこい転輪が多い。当時の輸入戦車の影響を感じさせますなぁ。

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分割パーツごとに分けてサフ拭き。サフはオキサイドレッドを使用。海軍陸戦隊仕様だと単色迷彩なので下地は重要かと。

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砲塔乗っけるとこんな感じ。あれ、これってリボンの武○仕様っぽくない?

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タミヤアクリル「オリーブドラブ」「ブラウン」「レッドブラウン」「ブラック」の混色で基礎塗装。この状態なら色味は悪くない気がするんだけど、ここから塗料を上乗せしていくと、なんか朽ちた戦車みたいになりそうな気が…

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車体だけ塗装を洗い流して、単純なオリーブドラブ(Mr.カラースプレー オリーブドラブ1)のみで塗装して見比べ。現時点では最初の色味がいいんだけど、暗すぎて最終イメージが良くないので、全面オリーブドラブに変更。

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マフラーの塗装は、Mr.メタルカラー「クロームシルバー」の上にタミヤエナメル「艦底色」「ブラウン」を重ね塗りした後、エナメル溶液で湿らせた綿棒で擦ったもの。金属の上に汚れと錆が浮いてる感じをイメージ。

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牽引ロープ。Mr.メタルカラー「クロームシルバー」とタミヤアクリル「オリーブドラブ」を塗り分けて、上からタミヤエナメル「ブラック」「ブラウン」「艦底色」を重ね塗りして、エナメル溶液で調整。

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車載品も基本は同じで、汚れの乗り、手が触れて擦れているところ、錆が回っている部分を意識して塗装。ジャッキは油のべたつきのためにタミヤアクリル「クリア」を乗せてみた。
車載品とかの塗装って、なぜかすごく好きなんだけど、最近老眼でよく見えずイライラが高じているので、老眼鏡を新調することに。いや、プラモってホントに金かかるわ~(妻の顔を見ずに言ってみる)

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履帯は、いつものガイアマルチプライマー(通称ガイアさん)を塗った後(念のため、軟質素材や金属素材は塗料が乗りにくいので塗る下地剤ですよ。お薦めです)、タミヤアクリル「黒鉄色」で塗装。その上から、数種類のピグメントをアクリル溶液で定着。

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渇いたら、歯ブラシで余分なピグメント落とし。裏面はMr.メタルカラー「アイアン」で塗装して乾燥後、擦って金属感を出しとく。なんか料理レシピみたいな説明してる。

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ウェザリングとフィルタリングを兼ねた塗料づくり。オリーブドラブが黄色がかっているので、赤みのある溶液を造ってみる。ソフトパステルの黄土、茶、赤系の多色を粉にしてアクリル溶液に溶かしこむ。さらに色味を調整し、上澄みと二分して、それぞれを太筆で上塗り。写真は上澄み液で、下の紙のシミが色味調整した後。

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色味を調整しながら、何度かに分けて塗装した結果。イメージ通りになったので満足。あぁ、すべてがこんな風に、工夫に結果が追いついていれば、今頃もっと出世していたはずなのに…。

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汚しと仕上げの塗装は、ハードパステルの肌色、黄土系を筆で乗せてアクリル溶液で定着。その乾燥後、Mr.ウェザリングカラーで調整後、余分な部分は歯ブラシで擦り落としと、タミヤエナメル「ブラック」で墨入れ。

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油汚れは、いつもは煤のピグメントを使う事が多いけど、今回はタミヤウェザリングマスターのオイルをアクリル溶液に溶かして、乾燥後にタミヤアクリル「クリア」の上塗りで表現。
その他、細かい色味の調整ののち、エッジにグラファイトを刷り込んで、完成としました。

いや!まだやり残したことはある。あるが、まぁ、完成とさせてください…(弱気)

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海軍陸戦隊の八九式戦車。塗装は単色迷彩。主な使用地が上海市街だったので、泥汚れは最小限にして、砂埃やコンクリート粉をイメージしたところ。

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マフラーの周りの金網はエッチングパーツ。さすが繊細なモールド。

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正面ハッチのハンドルは、行動中に斜めになっている写真が多く、シンプルに回すことでハッチを固定していると想定して、斜めに。

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車載品はひと塊りに置いてあるので、アクセントになってる。接着面が少なく意外と手間取ることに。

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タミヤウェザリング「オイル」をアクリル溶剤で溶かして塗装した上から、タミヤアクリル「クリア」を乗せて油汚れを表現。べたべたした感じが出たかと。

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砲塔。やっぱ削り出しはかっちょええなぁ。って、造った本人にしかわかんないけど。自己満足でいいのよ。

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尾橇。パーツ分割が多い分、見栄えがする。

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このキットのすごいところのひとつ「水」。半端な改造を明確に拒否するモールドの素晴らしさは、隙が無さ過ぎる美女みたいに、面白みに欠けそうだけど、梨肌といい「水」といい、もう「許して下さい」の領域だよなぁ。

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今回は単色迷彩の難しさを痛感しましたわ。単純である分、自分の中でごまかしが効かないんだなぁ、と。いやぁ、俺って人が思うより真摯な人間なんだなぁ。

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海軍陸戦隊仕様にするにあたり、海軍章は当然として、砲身まわりの装甲を外したパーツを使ったわけだけど、操縦手用の窓の下にある長い板(曲がった物差しみたいなの)も削り取っとくべきだった…。写真見るとついてないっぽい。

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魅惑的なヒップ。

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上から見ると尾橇の影響で細長い感じに見える。たしかにあひるみたい。

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尾橇だけで相当のパーツ分割されてる。牽引の場面表現とか面白そう。

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このアングルが、まさに鉄獅子。うむ、かっこいい。

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ということで、約2ヶ月かけて、八九式中戦車 海軍陸戦隊仕様完成です。次に造る時は、今回の余剰パーツを利用して、陸軍仕様の飛雲迷彩で造りたいなぁ。どんだけ先になるかわからないけど。
このところ色々あって、プラモ造るのもちとしんどいと思うほど疲れた時もあったけど、出来上がれば、また造りたいと思えるところが、モノづくりのいいとこですな。

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