プラモデル「海の情景」
- 2015.04.18 Saturday
- 02:36
1/700「ウォーターラインシリーズ 日本駆逐艦 島風(しまかぜ)」株式会社タミヤ
前回、タミヤの島風を作製しましたが、
どうも、しっくりこず。よくよく考えたら、ウォーターラインって半分にちょん切れた船じゃん!と、気付きました。そうか、ウォーターラインって言うくらいだから水に浮かんでる前提だもんなぁ。ということで、今回は海に浮かぶ島風の情景に挑戦です。
そして、どんどん遠くなっていく戦車プラモ…
まず準備したのは、こちら↓
スチロール材です。ホームセンターで30×50位(いい加減)を、800円位(いい加減)で買ってきました。このスチロール材は、基本プラスチックと同じような扱いが可能です。切りだしはPカッターで筋を入れてパキンと折ります。この時、縦、横のどちらかの辺を切りだしてから、残りの辺を切りだすことをお勧めします。でないと角が欠けることになるかと。えぇ、一回失敗したから言える事です。
まず、全面にクリアブルーを塗ります。全体が塗れていればムラがあっても全然かまいません。(「全」の字がゲシュタルト崩壊起こしそうな一文)
次に、周辺に青を置きます。紺青のイメージでクレオスのMr.COLORブルーFS1505を使用しましたが、その時のイメージで青系ならばどんな色でもよいのではないかと。サンゴ礁をイメージするなら青系でなくてもよいかもです。
色の置き方は船の形をイメージしておきます。
で、次に緑を置いてみました。置き方としては、青の内側にグラデーションのようにしています。
ちなみに着色はすべて筆塗りです。エアブラシでもなんの問題も無いと思いますが、そもそもエアブラシ使った事ないのでわからない。話変わるけど、模型誌とかでエアブラシありきというか、もはやエアブラシ無しでプラモは楽しめん!位の勢いを感じるけど、どうなんだろう?かなり生活環境で左右されるし、車やガンプラは確かにエアブラシあった方が綺麗に塗れるだろうけど、ミリタリー系は筆でいいような気がするんだよなぁ。ま、どっちにせよ買えないので、負け犬の遠吠えですな。
さて、使用したのは、Mr.COLORの普通のグリーンです。やはり普通が一番ですよ。何事も。
乾燥したらひっくり返して、船を置いてみます。
よさそうなので、まず船の周りをマスキングテープで保護。これは結構重要ですので、船底までしっかしマスキング。
で、仮止めします。今回は剥がれる両面テープを使用。
さて、ここから波造りです。使用するのは、ターナーグレインペイントアクアシリーズ。簡単に言っちゃえば色つきの木工用ボンドみたいなもんですが、色もいいし、取り扱いも容易なのでお薦めですよキシリアさま。
最初に、ブルーディープで波の形を決めます。造型にはスパチュラを使いました。つまようじでもいいのですが、どうしてもこびりつくのでスパチュラや調色スティックのような金属がいいと思います。
あと、船体についてしまったら渇かないうちに濡らした筆などで拭き取ります。
渇いてしまうと剥がすとき塗膜を持ってかれます。
厚めに塗ると乾燥に1日かかります。ここがちょっと面倒くさい。
一日以上置いて、渇いたら次にグリーンディープを置いていきます。置き方のイメージとしては、波が空気を撒きこんで緑がかる感じと、水のうねりがもこっと起きた部分を作ります。
あと、スクリュープロペラが水をかき回した感じを出すために、艦尾のグリーンディープにはホワイトを少し混ぜ込みます。
乾燥したら、船を外してチェック。よさそげ。
仕上げに、タミヤアクリルフラットホワイトで波頭を付けます。
なるべく、波の上部だけをなぞるように書き込みます。波山の船の方だけ塗る感じです。
大体波頭が濡れたら、ぜかまし島風を置いて、船周りの波を塗って完成!!
海の情景には様々な造り方があると思いますが、自分は絵心が無いので、一番簡単かつ効果がありそうな方法をとってみました。が、結果的にはすごく良かったかと。もうちょっと表現力が上がれば、かなりいいんじゃないかと思いますよ。
波のイメージは大きく3つ。まずは一番見栄えがする艦首が切る波。なるべく波頭を立たせて大きくうねるような感じに造型してます。
2つめは、スクリュープロペラが水をかき回した波。緑を強調して、真ん中と外側の波頭を白く塗ってます。もうちょっと透明感が無くても良いかも。この波が航跡になっていくので、後ろにずっと続くイメージで盛ってます。
最後が、船が動いた時にうねりと泡が混ざったような波。この波は無くても良いと思ったのですが、アクセントでやってみました。船に乗ってると、時々こんな波を見かけるのですが、もしかしたら軍艦ほど大きな艦体だとこうした波は起きないかもしれないなぁと今更思っても後の祭り。
一応、うねりが複雑にぶつかって波が崩れた感じ。○がいっぱいぶつかったイメージで盛ってます。
ステージが小さいので、動きを出すため、面舵を切った様子を波で表現。
島風は、当時最速の駆逐艦なので、大海原を波を切って進むイメージ。
個人的には、このアングルが一番好き。優美な艦だよなぁ。
やはりウォーターライン的には、最初から海の情景とセットと考えるべきでしたな。
とはいえ、ステージが小さいんじゃないかな、と。そうお考えのご父兄に。
じゃーん!ようは、これに合わせて造ったのですよ。100円ショップで入手。
偉そうなこと散々書いたけど、しまうのに困ってどないしよって思ってたら、たまたま知ったのね。じゃ、これでいいやと。
「積み重ねOK!」この一言に惚れました。これなら、これから船買ってもとりあえず積んどきゃいいや、と。
ですので、今回の企画の真のテーマは。「海の情景造り(ただし100円ショップのボックスに飾れる大きさ)なのでした。
(注)このボックスを買う時の注意として、『歪んでいる』ものが散見されます。ようく、よーく確かめてから買う事をお勧めします。100円(税抜き)だけど。
で、こんな感じでしまえます。まぁいいじゃん。だって軍艦ってしまいにくいんだもん。
ということで、まぁはじめての割には良く出来たかな、と。これは私の腕もさることながら!(細腕であることもさることながら!)とにかくターナーグレインペイントアクアシリーズが使いやすい。おすすめです。
<お読み下さった方へ>
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ちょっとでも面白かった点などがありましたら、
下の+♡をポチっとしていただくと、大変うれしいです。
よろしく、お願いします。
面白かった!と思っていただけたらぽちっとお願いします!
ありがとうございます!