プラモデル「潜水艇トライトン」

  • 2014.12.23 Tuesday
  • 01:45
JUGEMテーマ:プラモデル
1/48「デープシーエクスプローラーシリーズNO.01潜水艇トライトン」(青島文化教材社)01.jpg
まぁ、いつものことです。いつものこと。次は、日本戦車造るって言ってたけど、違うでしょ?いつものことです。
実は、これ「親バカ」シリーズになる予定だったのですが、「ちょっとだけ親バカ」に変更。
というのも、このトライトン、発売と同時に購入。購入者は次男。そうです。バンダイ「しんかい6500」で手ごたえをつかんだ次男は、深海ものパート2として、この模型に目をつけたのでした。
わたしも気楽に了承したのですが、キットならびにインストを見て「これは、まずい」と。小学2年生の手に負えるシロモンじゃありませんや。
いや、造ろうと思えば造れるでしょうが、多分結果は本人の思うようにはならないだろう。と、いうことでお蔵入りしていたわけ。しかし!ここに晴れて復活と相成りました。
要は、造って年賀状用の写真にしたいという次男の願いに折れた。
突貫2日の作業となりました。

02.jpg
まずは、キット。動揺のあまり見切れてるは、水平ズレてるは。
特徴的なガチャポン風コクピットと、黄色いフロートのパーツ。フロートのパーツは、分割が局面を犠牲にしない、いい感じになってる。

03.jpg
フロートを支える構造中心のパーツ。模型の面白さは、造っていると「あぁ、こんな風に出来てるんだ〜」って、思うとこ。下のランナーはボンベと梯子。同じ構成のランナー二枚で省エネしてる。

04.jpg
つっこみどころ満載。
まず、目に留まるのは、だいおういかのペーパークラフト。今回は手をつけませんが、多分未来永劫手をつけません。難易度が高すぎます。多分、本体よりも難易度が高い。ま、おまけだから。
次にデカール。ボディーの黒線が全部デカール。これは一瞬目を疑いましたよ。
いや、普通はこれで問題無い。しかし、どうしてもバンダイの「しんかい6500」が頭にあるので、なんかこういう仕様は考えてなかった。次男一人では無理だと判断した最大の理由はこれです。
右にあるワイヤーみたいのは、パイプライン。これは、切ってボンベなどに繋げる用。

05.jpg
さて、組み立てです。いきなりですが、金型の接合あとらしきものが…。コクピットの座るところだけど、これ仕様…じゃないよね。
ま、普通のプラモなら、当然なんだけど。

06.jpg
こんな感じの押しピン跡も、しっかり残ってます。気にしなきゃ気にしないレベルだけど。
ということで、これは正しいプラモデルです。
組み立てやすさに重点はありません。造る喜びを引き出す、まさしくプラモですね。
この面白さは、正しいんだけど、次男にはまだちょっと無理なので、とにかく単純組み立てが出来るところまで、私が処理していきます。

07.jpg
比較的大きな部品で、面出しとかするときは、このアテゴムに荒いペーパーをセットして一気に処理します。適度に重さもあり、便利です。

08.jpg
こんな感じで、処理しておきます。ほとんど見えないところなのだけど、やっぱ気持ちの問題だよね。

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多目的アームの付け根には、ちょっと大きなヒケがあります。外に出るところなので、処理をした方が見栄えが良いかと。こういうときは、瞬間接着剤を硬化剤で硬化させて、やすりがけすると早いです。今回は年賀状進行ですから、早い方法優先で進めます。

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さて、このフロートとボンベには合わせ目処理が必要です。フロートは、それほど目立たないのですが、折角の曲線がやはり見せ所なので、処理します。
ボンベは…、もう、あれかなぁ、ボンベの合わせ目処理無しで済む方法は無いのかなぁ。苦じゃないけど、見せるとこでもないんだよな〜。
普通?そんなこというのはお前だけ?こりゃまた、失礼しました。

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合わせ目消しは、普段はタミヤパテを使う事が多いのですが、今回は急いでもいるので、シアノンを使います。このシアノンに、タルカムパウダー(原料にタルクって書いてある奴)を混ぜます。うまくすれば、適度な硬さの瞬間パテになります。
今回はジョンソンのベビーパウダー使用。

13.jpg
こんな感じで盛って、硬化剤で一気に硬化させてから、クラフトナイフなどで切削し、その後、やすりやペーパーで仕上げます。

14.jpg
ついでに、フロートやボンベなどの大きな部分にはヒケがあるので、ペーパーで調整します。分かりにくいですが、右がペーパーがけ前。左がペーパー後。
さて、ここで目を閉じて下さい。
これから、あなたに睡眠をかけます。
すると、ある光景が頭に浮かびます。
そうです!あなたの頭に浮かんだ光景は、フロートにクロムイエロー缶スプレーをかけた後、あのやたらずれそうなデカールを貼って、その上から光沢クリアをかけているところが見えましたね。
はい、目を開いてください。
…あなた、閉じませんでしたね。…
まぁ、しかたありません。
すべては、年賀状進行のため、あせって写真を撮る事をすっかり忘れていた私に非があるのです。
…もうしわけござらん…

15.jpg
ハイ!
いきなり完成です!
ホントは、ガラス面とかボディを磨きだしすれば、もっとかっちょいいやろ、と思ったのですが、今回は、力いっぱい、パス!!です!!
透明パーツの磨きだしに関しては、藤沢にある赤羽玩具店のマスターにアドバイスもらったのですが、今回は手をつけませんでした。
最近、わかんない事があると、赤羽玩具店のマスターに聞いています。日本製品が中心ですが、マテリアルも沢山置いてあるので、お世話になっている店です。近くに、こういうお店があるとホント助かります。

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各パーツの処理が終わったあと、組み立ては次男に任せたのですが、それでもなお一人では難しい部分も多くありました。
しかし、このパイプの配線。ここはちょっと手間取るのですが、さすが小2。指が細いし、目も良いのであっという間につないじゃいましたよ。

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これも、どうしようもないのかもしれないけど、コクピットのガラス面のパーツの接着面が縦に入るのは、どうにも…。
大人的には、不満が少ないキットなんだけど、この点は、『あっと驚く工夫』が見てみたかった。
それにしても、塗りが雑。もうこころ急いでるのが手に取るようにわかられちゃう。

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もうひとつ。やっぱ、搭乗員が欲しかった。これがいるといないとだと、大きく違う。特にトライトンは搭乗員が丸見え(あ〜ん♡)だから、見栄えがしたと思うんだよね〜。

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しかし、さすがのアオシマ。出来上がりはスタイルよく、こじんまりとしたトライトンらしさに溢れています。特にフロートの形状は曲線が美しい。腕に思えのある人は、磨きだしとかしたら、ほんとにカッコいいと思います。
今回は時間に追われましたが、手のかけ甲斐がある、楽しいキットでした。

20.jpg
ちなみに、年賀状はこんなコンセプト。
実際は、アングルとかも違うのですが、なかなか良い出来になりました。
さて、多分、これで本年最後のアップになろうかと思います。
みなさん、来年も良い模型ライフを〜。

 

 

 

 

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