第3回 江ノ島模型展示会 江ノ展3

  • 2018.11.03 Saturday
  • 15:11

JUGEMテーマ:プラモデル

 

第3回江ノ島模型展示会 江ノ展3

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久しぶりのエントリーかと思えば新たな模型が完成したわけでも無くいつもながら人様の素晴らしい作品でてめぇのブログを埋めて茶をにごすつもりかこのやろう。

という貴兄の気持ちもわかりますが、というか下手なプラモの作成レビュー見せられるより、素晴らしい作品の数々にしてくれてありがとうという貴兄の本音の気持ちも察しておりますが、すでに私の湯飲みの茶は濁るどころでは無く清み透き通っており、中身が無いに等しいほどでありますのでご容赦願いたい。

 

という、いつもの言い訳あおりはともかく。今年は秋の開催、江ノ展3に行って参りました!

 

いつもながらの力作の数々に目を奪われながら、いつもながらの自分目線の主観のみによるチョイスで一部ご紹介しようという他力本願エントリーでございます(いつもの)。

なお、全開の他力本願エントリー(すなわち、江ノ展2)はこちらから。

 

 

まずは、「あま」さんの作品。主に人物を中心に丁寧な塗装やリアル系の造形をされています。

 

「川本家の3姉妹」

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寡聞にして原典を知らないのですが「三月のライオン」という漫画のキャラクターとのこと。flalalamingoのガレキの完成作品。イラストに忠実に塗装をほどこしたそうで、お姉さんのワンピースの柄が丁寧でかわいい。あと、お弁当とかもこまかく綺麗に塗装していて素朴なのにすごみを感じる作品。

 

「宇宙服少女ー休憩ー」

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ワンフェス17冬でワンダーショーケースに選ばれ一躍有名となったつるぎだんさんのキットの完成作品。

足を1センチ短くして、胴を3ミリ長くすることで少女らしいミニマムさを強調。これだけで、というよりもこのことに気付いて手を入れられることがすごい。あとシンプルな彩色に微妙なツヤの違いを生かしてるのもまたすごい。

 

「サーファーガール」

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完成が間に合わなかったという作品。新たな江ノ展のアイキャッチになりそう。というより、このキット欲しい。ぜひ完成させてキット化を!

 

 

「石渡哲」さんの作品。すべての作品で一つの物語を構成している壮大な作品群。展示のデコレートも凝っていて、見ていて楽しい。

 

「万象」

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この無機物とも生物ともつかないものを発見することから物語は始まる。このものはやがて意思を持ち、姿をだんだんと変えながら成長(?)していく。

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やがて、人型となり人の社会に溶け込もうとするが………。のように作品全体がストーリーを形成。

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このような美しいイラストボードとともに展示。

このイラストボードをチョイスしたことに他意は無いのか?と聞かれればもちろん『ある』と答えますわよ。

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ちょっとピンぼけてしまって申し訳ないが、人型は世界各地にこのようなものをばらまいてきたらしい。カワイイ顔してやっていることはなかなかにおぞましい。

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圧巻はマザー的存在。高さ1メートルはあろうかという大型作品。それでも大味にならず細かい細工がすごい。美術館に置いてあっても違和感なさそう。

 

 

次は「村瀬材木」さん。村瀬さんと言えばウオメカとシルバニアファミリー動物一家っというイメージだったけど、ガンダム系も手を付けていたとは!と見てみれば、コレジャナイ!!(いい意味で)

 

「MSN−04 SAZABI MG Ver.ka」

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通して見たガンダムはファーストだけの私でもこの機体は知ってますよ。シャァが全くもって諦めが悪いことを代表するMSだってことくらい。でも、『コレジャナイ!!』

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これがどうすればこうなるのかさっぱりわかりませんがこれをどうにかしてこうなるらしいです。

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かなりかっこいいです。塗装はいつもの村瀬節。このどことなく有機体を思わせる彩色ってくせになる。

 

さて、ここで問題です。このもとキットはなんでしょうか?ガンプラモデラーは一発でわかるものかしら。

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正解は

「MSM−04 ACGAY HG」

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たくさんある中で、このスタイルが一番好きだった。すごいなこのありそうで無いかっこよさ。

 

なるほど〜。特に一番下の条項が重要な訳ね。

 

 

「こまさ」さんの作品は、原型からの勘案というか本歌取りというか。要はアレンジの妙。村瀬さんが原型から出来る限り離れたものを指向するのに対し、こまささんの作品はあくまで元となるキットを生かしつつそれをインフレさせるような作風。

 

「ENO−10」

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まずは今回のアイキャッチの「ENO−10」。江ノ展2の時に初お目見えだったけど、改めてみてもユニークで魅力的。今回、足下に謎博士とびっくりさんが。

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元々は象印の電気ポットであってプラモですら無い。言われれば、確かにポットなんだけれどそれでも蓋のピックアップがハッチに見えたり、蒸気口がエアクリーナーに見えたりで、混乱する。こういうのが本歌取りの見事なところ。

 

「魅惑の岩崎ボディー」

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かわいく作るのがセオリーのFAガールにソフトモヒカンとは!しかもかわいい。

 

そのほかにどこかで見たロボとかどこかで見た国技とかw

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「べにぃ」さんの作品群。江ノ展2では、ナーフのリペイントとガンシップのローターで、うちの次男の目を釘付けにしたべにぃさん。サイバーパンクっぽい作品だけれど、有機的な意匠をいれたり人を配置することで、メカニカルなだけではない印象を与える作品の方。

 

「サンドホッパー」

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べにぃさんの作品は男の子ならうなずくしか無い有無を言わせないかっこよさがある。また、人を配置することでなんか初期ガンプラのパッケージみたいなストーリー感が生まれるんだよなぁ。

 

「墨吉郵便局所属融合炉搭載蒸気機関車」

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核融合炉の蒸気機関ってそりゃそうなんだろうけどオーバースペック感がものすごい設定。

町作りのお遊びって楽しい。有名どころではインスマウスとか。

そういうのに具体的なギミックが加わると、もう辛抱たまらんってなる。墨吉町を走りぬける郵便機関車と郵便局員ってまさしくそんな感じ。

 

「エルメダイン」

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キャプテンウルトラのメタリノームを思わせる(ふ…ふるい)名称とデザインが、有無を言わせずかっこいいじゃん!

 

 

「モス」さんの作品群。一貫して人間と機械の融合をテーマとされている(のではないか)。こうした世界観に魅力があることは理解しているのだけれども、どうも肉体破壊というのが子供の頃から苦手で、なのでホラーは好きなのにゾンビとかスプラッタとかが全くみれない自分としては、どうしても対峙できない部分があるのが誠に申し訳ない。ここを乗り越えて立派な大人の男になれる日を夢見ているわけなのだけれども。

 

「地球茎癌摘出用第三十一漁福丸」

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そんな作品の中で、自分が許容出来るからということではなく、本当に「これはすごい!!」と思ったのがこの作品。設定は(多分)未来。マグロが希少となる中で病んで生物的要素を持った地球の癌細胞がマグロの代用品となった世界の漁船。

イカ釣船をベースにしたことは見れば分かるけれど、そこから添付されていく釣り道具の密度がすごい。

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これがマグロの代用品地球茎癌。美味しそうとみえるかどうかはあなた次第。

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どの角度から見ても情報の密度が濃い。釣り具の一つ一つに存在感があり機能してそうで、なおかつ雑然とおかれているかのようでいて漁師には効率的な配置である感まで、漁船ぽさが出てる。どうすりゃこんなの作れるのかがとても疑問。

 

 

「kenny」さんの作品は、現実感のあるシンプルで機能的なメカ。メカというより機械と言った方がしっくりくる。

 

「半装機式リバーストライク」

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雪上用リバーストライク。もう普通にありそうだし動きそう。

 

「JIM suit」

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レトロな感じの深海作業用潜水服(ジムスーツ)。冬のワンフェスで販売したとのことで、行けば良かったと悔やむことしきり。

 

「元型発動機 Corvus」

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全作品の中で、最も気に入った作品。

まずは好みというのがあるんだと思うけれど、立ち姿が美しい。力が抜けていながら隙が無く、自分のすべきことを心得ている感じ。

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「発動機」の由縁がよく分からないのだけれど、戦闘用の兵器なのだろう。最低限の部品で構成され、修理はもとより損失も視野に入れたようなシンプルな構成がなんともそそる。

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後ろ姿も全く無駄が無い。関節がどのように動くまで想定させるデザインが本当にしぶかっこいい。あと、大腿部の装甲板など「分かってらっしゃる」と言いたくなるような避弾経始。質量弾が使われる世界かわわからないけれど。

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お顔もいいねぇ。擲弾兵風というかケルベロス風というか(どちらも一緒か)。これ欲しいなぁ。キット。

 

 

「syu1ーsatoh」さんの作品。マシーネンクリーガー風のメカに生物的なシルエットを加えた特徴的な作品の方。「○○的なものを○○を使わずに作る」テーマはミキシングの基本であり異端であるとも思える魅力的な取り組み。

 

「ウォドム的なウォドムを使わずに作る」

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ダーンエーガンダムに詳しくない自分には造形的な面白さしか感じられないけれど、知っている人がみたらうなるであろうと思われる、いやもううなって欲しい作品。揃えた手がなんともきしょい。

 

「イワンとマーシャ」

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世界設定はよくわからないけれど、雰囲気のある作品。人間かと思ってみていたらマニピュレーターで、思わずイワンとマーシャが不憫になってしまった。

 

「奴羅呉帝国サイボーグ兵」

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同じく世界観はよく分からないのだけれど、臨場感ある作品。迷彩の繊細なアース系の色合いが勉強になる。ロボット(かな?)のももがおしゃまさん。

 

 

「tanoくま」さんの作品は、この展覧会の一連の作品とは少し趣が違っていて、メカが主役の表現は無い。あまさんの人間中心ともまた違い、「空気」とか「水面」とか「地面」とかを意識してしまうような作品。

 

「SHOT DOWN」

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tanoくまさんの作品で戦争テーマを初めて見たけど、やはり勇壮でもかっこよくも無い。

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安堵なのか絶望なのか放心なのか、見るものに解釈を委ねる表情。むせるような木の根と泥の匂いを感じる作品。

 

「青春!滝少女」

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どんなシチュエーションなのかちょっとわからないけれど、とにかく爽快感全開な作品。清涼な山の空気と滝の轟音にも負けない高らかな少女の笑い声が聞こえるよう。

 

「猫と少女のいる風景」

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江ノ展でこの作品を見るのが定番の詣でになっている。江ノ展を通じたアイキャッチと思っている作品。猫を主役に撮ってもいい感じだよね。

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彼女の肩の向こうに江ノ島が見える(妄想)

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潮騒と潮の香り、加えてわずか魚臭さが匂ういつもの場所。そして毎度遅れてくる友達を笑って迎えるいつもの日々。

そんな情景を切り取ったようなこの作品は、やはり特別だなぁと。

 

 

以上、今年の江ノ展も見応え充分な展示会でした。

作者のみなさま、企画の方々、本当にいつもありがとうございます。

一つ、お願いとすれば受付に「カンパ箱」を置いてもらいたいかな。せめて部屋代や打ち上げの足しにして欲しい。

 

 

いつか、自分も作者として参加できる日が来るものかしら…

 

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「今のおまえじゃ、到底無理だな」(tanoくまさん 「動物園のマレーグマ」)

 

 

 

ごもっともで……

 

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